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給湯器の寿命を延ばす5つのコツ
一般的に、給湯器の寿命はおよそ10年といわれています。
ただし、給湯器の使い方によっては、10年以上たっても故障しないこともありますし、逆に10年以内なのに何度も故障するケースもあります。
ここでは、給湯器をできるだけ長く使う方法について紹介します。
給湯器を長く使うためのポイント
1.蛇口のお湯側を使うときは、必ず給湯器のスイッチを入れる
給湯器のスイッチを入れていない場合、当然ですがお湯側の蛇口をひねっても水が出てきますよね。お湯を通すための配管に水が流れると、結露して内部が腐食しやすくなってしまうことがありますので、お湯を出したいときは必ず給湯器のスイッチを入れましょう。
2.お風呂の追い焚き機能は何度も使用しない
給湯器に利用されている部品も、使う頻度が高いと寿命が短くなります。できるだけお湯を使う機会を減らして、バーナーを労ってあげましょう。
キッチンや洗面台でお湯を使わないようにするのは難しいので、お風呂の追い焚き機能を何度も使わないようにするのがおすすめです。ガス代や電気代の節約にもつながります。
3.炭酸や温泉タイプの入浴剤はあまり使わないようにする
入浴剤のなかには、給湯器の内部を傷める成分を含んでいるものもあります。「炭酸タイプの入浴剤」「硫黄を含んだ温泉タイプの入浴剤」「ワイン風呂や牛乳風呂、ゆず湯などの変わり種入浴剤」はあまり使わないほうがよいです。
とくに硫黄は金属を腐食させる性質が強いため、目や手の届かない給湯器内部の配管が腐食し、寿命が短くなってしまいます。
4.排気や水濡れ対策を万全に行う
給湯器の設置位置によっても、寿命が変わります。外に設置する機器ですから水に強いものの、機械であることに違いはないので、あまり頻繁に雨などで濡れると故障します。台風や横殴りの雨が降っても水に濡れないように、対策をしておくとよいでしょう。
また、給湯器は排気がうまくできないと故障しやすくなります。給湯器の前には物を置かないようにし、十分な排気スペースを確保しましょう。
5.定期的なメンテナンスを心掛ける
普段から、お風呂場や浴槽のフィルターをこまめに掃除するだけでも、給湯器の内部に汚れが溜まりづらくなるため、寿命を延ばすことができます。
また、5年を目安に給湯器のメンテナンスを業者へ依頼するのも寿命を延ばすポイントです。
交換の目安となる「寿命のサイン」
まず、給湯器の異常を知ることが交換の目安となります。購入から10年経っていなくても、下記の現象が見られるときは「そろそろ寿命だ」と判断し、交換を検討しましょう。
- お湯の温度が一定でない(設定温度と明らかに違う)
- 湯量が少なくなった
- エラーコードが頻繁に発生する
- 給湯器から異音がする
- 給湯器の排気から煙が出る(不完全燃焼が生じている)
給湯器の寿命は10年前後!異常を感じたらすぐに業者に相談を
給湯器の寿命を延ばすためにいくら注意して使っていても、いつか寿命はやってくるもの。給湯器が壊れると、お湯が使えずに困るだけでなく、火災等の原因にもなってしまいます。
お湯がぬるい、給湯器から煙が出るといった異常を感じたときは迷わず業者に相談しましょう。
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